アケコン静音化!

 こんにちは

 先週の寒さとは一変して、今週は日中汗ばむほどの陽気となりました。
 ホンマに1月か???と毎日疑問に思いながら日々を過ごしております。

 さて、表題のアケコン静音化についてですが、当店では昨年のSteamウィンターセールで
「ストリートファイター6(以下、スト6)」を導入いたしました。(詳しくは過去記事)

 スト6導入と共に、アーケードコントローラー(以下、アケコン)も導入し、おかげさまで多くのお客様にお楽しみ頂いております。

 しかし、当店の導入したアケコン「Qanba Drone2 Arcade Joystick」ですが、アケコンとしては安価なためか、非常にうるさい音が響きます。
 当店でゲームをするお客様には、ヘッドセットをしていただいておりますが、アケコン操作時のレバーのガチャガチャ音や、ボタンを強く押し込んだ際のドンっといった音など、足音での状況把握が必須なFPSをプレイするお客様がいらっしゃる場合、ヘッドセット越しに音が聞こえてしまい迷惑になってしまうなと考えておりました。 

静音ボタンの導入

 アケコンの静音化についていろいろと調べた結果、「静音ボタン」の導入をすることが現状の改善につながると考え、先日中国の通販サイト「AliExpress」にてQanbaの高評価な静音ボタン
Qanba Gravity ks」を購入しました。発送から到着までAmazonや楽天と比べて1,2週間遅くなりますが、Amazonの価格よりも2,500円ほど安価に購入できました。

缶ケース入り
発色もグッドです

アケコンの分解

 アケコンのボタンを付け替える作業は比較的簡単に行うことができますが、何はともあれ分解しないと交換できません。カバーを開ける際に保証シールを破ってしまうことになるため、静音化を考えていらっしゃる方は注意してください。

まずはアケコンをひっくり返します。

アケコン裏面の赤く丸印を付けた箇所のネジを外します。2チャンネルのプラスドライバーで軸は長い方がやりやすいです。その際ネジ穴の一つがシールでふたされていますが、こちらが保証シールになるため開けてしまうと保証が効かなくなります。改造は自己責任で行いましょう。

ちなみに、通常の状態だとレバーのボールが邪魔でカバーを取り外すことができません。
アケコンのレバー裏の小さな蓋を回転させて外すと、レバーの軸が出てきます。こちらにマイナスドライバーを当てながらレバーボールを反時計回りに回転させると、レバーボールが外れて、アケコンを分解することができるようになります。

アケコン内部は単純な構造で、カプラーの抜き差しでほとんどのパーツを交換できるようになっています。最初から改造ありきの設計ですね。

ボタンの取り外し自体は、写真の爪の部分を押し込むことで簡単に取り外すことができます。が、ボタンに使用されているプラスチックの質なのか、一度取り外すために押し込むと大抵爪の根本に亀裂が入ります。最悪一発で折れるので、今回のようなボタン交換を行う際以外の取り外しは推奨できません。

今回交換する「Qanba Gravity ks」は標準ボタンに比べて背の高さが8mmほど小さいため、改造だけでなく自作でも利用する際には便利そうです。押下圧は標準に比べて重たい感じですが、ボタンの反応が鋭い為、かるすぎても操作に支障がでそうなことを考えると、この程度の重さがある方が良いかもしれません。ストロークの違いは気になりませんでした。

まずは半分だけ交換してみました。音の違いがどの程度あるのかチェックします。

結構違いますね。押した音はしっかり鳴ってはいるのですが、残響感が全く無いため、耳に痛くない音になっています。

残りのボタンを交換しました。
カーボン調のプラカバーですが、黒ベースに蛍光グリーンのボタンがゲーミング感を演出していてとても気に入りました。

実はこのアケコン、以前に内部の空間にスポンジを詰め込み、極力音が響かないような他の改造も施しましたが、あまり効果は感じられませんでした。
しかし今回、静音ボタンに変更したことでだいぶ静音化されたことが実感できた為、これで安心してお客様に全力でスト6を楽しんでもらうことができます。

盛り上がっている格ゲー界隈。1月の末頃には鉄拳8の発売も控えていますし、是非とも当店の静音アケコンを触りに来てください!

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