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みなさま、こんにちは。
回転寿司チェーンに行く際に重視しているポイントはありますか?私はお寿司よりサイドが美味しいか否かを重視しています。「茶碗蒸し」がめちゃくちゃ好きなので「はま寿司」を選んで行くことが多いです。はま寿司の「焼津産かつおだしの茶碗蒸し」は枝豆じゃなくて、しっかりと銀杏が入っているところも高ポイント。最高です。
さて、回転寿司同様、何かを食べる・買う等する際に、何を選ぶべきか色々と重視するポイントは人によって違うかと思います。
この記事は「ゲーミングパソコンを買おう!でも価格が安いのから高い物まであるのはなんで?」と、どのポイントを一番重視したほうが良いか悩ましく思っている方に向けて執筆しています。
CPU、グラフィックボード、搭載OS、デスクトップかノート型か…etc、PCを購入する際に見るべきポイントはたくさんがありますが、「快適に」ゲームをすることに主眼をおいて選ぶ場合、「 使っている or 購入するモニター次第 」で重視すべきポイントが異なります。
ゲーミングPCの選ぶポイントの話なのにモニター?と思われる方もいらっしゃると思いますが、極端な話、プレイしたいゲームの映像を、モニターに過不足なく出力できるパソコンさえ選べば、他に考慮すべきポイントはありません。
もちろん、高価な買い物になりますので、ゲーム以外でも「動画編集がしたい」「ゲームを作ってみたい」など様々な用途を想定すべきですが、昨今のゲームをプレイする際に求められるスペックをクリアしているのであれば、動画編集やプログラミングなどの用途はほとんどカバーすることは可能です。
以前使っていたモニターがあったり、セールで安かったので先に購入したなど、すでにモニターを持っている場合には、次に執筆予定の記事を読んでいただければと思います。
ゲーミングPCの選び方を一つの記事にまとめる予定でしたが、とても長くなるため、今回の「モニター編」を記事の第一弾としてシリーズ化して書いていきます。一般的なゲーミングモニターのスペックを参照して、予算と性能のバランスが取れたゲーミングモニターの選び方をお伝えできればと思います。
モニタースペック
ゲーミングPCを買う際、購入するモニターとして選ぶべきは以下のどちらでしょうか?価格はどちらも同じとします。
A | B | |
---|---|---|
画面サイズ | 50 インチ | 24 インチ |
解像度 | 4K(3840×2160) | FHD(1920 x 1080) |
リフレッシュレート | 60Hz | 360Hz |
応答速度 | 5ms | 0.5ms |
液晶パネル | IPS | Rapid IPS |
HDR機能 | あり | なし |
スタンド機能 | なし | あり |
用途がNetflixやyoutubeなどでの動画視聴であれば、Aのモニタを選んだ方が良いですが、ゲーミングに使用する場合、選ぶべきは絶対にBのモニタとなります。
Aのモニタのほうが、画面サイズも大きく、高解像度で、パネルも発色のきれいなIPSパネルを採用していますが、ゲーミング用途として使う場合、Bのリフレッシュレートが注視すべきポイントとなります。
また、応答速度も早く、パネルも残像の少ないRapid IPS液晶パネルのため、FPSゲームなど、瞬時の判断が求められる競技性の高いゲームをする際には、圧倒的に有利となります。その他にも視線移動なしで画面端を捉えることの出来る(奥行き60cmのテーブル設置を想定)24インチという画面サイズも、ゲームという使用用途においてはすべてプラス要素となります。
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リフレッシュレート
リフレッシュレートがモニター選びで重要なポイントだと書きましたが、リフレッシュレートとはなにか。それは「モニターが1秒間に表示(書き換える)画像の枚数」となります。60Hzでは「1秒間に60回画像の更新」が行われ、120Hzのモニターだと単純にその倍の書き換え(表示)回数となります。
1秒間に書き換えの行われる回数が多ければ多いほど、差し込まれるフレーム数が多くなるため、表示される映像はより滑らかになります。
フレームレートチェッカー!(外部リンク)
上記サイトではフレームレートの違いによる画面の表示を確認することができます。フレームレート(fps)とリフレッシュレートは違う指標ですが、リフレッシュレートが高い映像のイメージを掴むことが出来るので、リフレッシュレートについてテキストのみでのイメージが難しければ一度確認することをおすすめします。
一般的にゲーミングモニターと呼ばれるモニターに採用されているリフレッシュレートは120Hz以上となり、一番高くて360Hzとなりますが、144Hz以上になるとほとんどその差を認識できないため、非常に高価になる360Hzのモニターよりも、ラインナップの多い144Hzのモニターが購入の選択肢になると思われます。
応答速度
Amazonなどでモニターを探していると、商品画像のページに「応答速度 1ms」や「5ms」「GtoG 1ms」などの表記が散見されます。この応答速度とはなにか。それは
色の切り替わる速さ
です。
例えば、応答速度1msの場合、真っ白の画面を0.001秒で黒く塗りつぶすことが出来ます。
5msの場合は0.005秒ですね。1msよりは遅いですが、5msでもほとんどの人は認識できない速さでしょう。
一般的に「応答速度」は「白から黒」または「黒から白」に色を切り替える速度のことを言いますが、映像は白と黒だけで表示されているわけではなく、赤や青など様々な色が表示されています。いずれも白と黒の間の色として”Gray”とされます。グレーは必ずしも灰色のことでなく、白と黒の間に存在する色すべてのことを指します。
この”Gray”という色は白黒よりも表示に時間がかかります。その時間のかかる表示の応答速度のことを
G to G 応答速度(Gray to Gray)
とされ、単なる応答速度1msよりもGtoG応答速度1msのほうが性能評価の指標になり得ます。
ほとんどの人は0.001秒を認識できないと思いますが、この「応答速度」という数値は、前述のリフレッシュレートと合わせて考えることで意味を成します。
![](https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=3TH6AV+66O50Y+XTI+15RCDD)
リフレッシュレートと応答速度
応答速度は5msもあれば十分とされますが、それは一部では正解であり、高リフレッシュレートのモニターを利用する場合においては間違いとなります。
リフレッシュレートと応答速度は切り離して考えるべきではありません。例えば応答速度5msをもつモニターを例にして考えてみます。
リフレッシュレート | 画像1枚の切り替え速度 |
---|---|
60Hz | 0.0166 |
120Hz | 0.0083 |
144Hz | 0.0069 |
170Hz | 0.0058 |
240Hz | 0.0041 |
360Hz | 0.0027 |
上記の表は、リフレッシュレート別の画像1枚を切り替えるのに必要とされる秒数です。リフレッシュレート170Hzのモニターは約0.006秒で画像の切り替えを行っており、応答速度が5msあればかろうじて色の切り替えが間に合っていますが、240Hzのモニターでは、色の切り替え速度より画面の切り替えのほうが早くなっています。
このようなことが起きるとモニターでは色が滲んだような残像が残り、せっかくの高リフレッシュレートのモニターであっても、全体的にぼやっとした写りになってしまいます。
GtoG応答速度が1msのモニターではこのようなことは起こらないため、応答速度1ms以下のモニターを選べば間違いはありません。
とはいえ、この現象は周知の事実であるため、メーカー側もリフレッシュレート240Hz以上で応答速度が1ms以上のモニターは現在ラインナップしていないため、間違えて買ってしまうということは無いと思います。あくまで基礎知識として知っておくと良いでしょう。
解像度
解像度に関して言えば大まかに3種類あると覚えておけばいいでしょう。
フルHD | WQHD | 4K | |
---|---|---|---|
解像度 Pixels | 1920×1080 (1080p) | 2560×1440 (1440p) | 3840×2160 (2160p) |
画面の綺麗さ | まあまあ綺麗 | だいぶ綺麗 | めっちゃ綺麗 |
パソコンへの負荷 | 軽い | やや重い | めっちゃ重い |
価格 | 安い | そこそこ | パソコン買える |
4Kでのゲーム体験は最高の没入感を得られますが、そこにリフレッシュレートを求めると、必要となるパソコンのスペックが高くなり、必然的にコストも相当なものになります。当然、モニター自体の価格も高価なため、モニターとPCの一式で、中古の普通自動車の価格に届くほどになります。
今まで画面解像度の主流はフルHDでしたが、RTX 40◯◯系のグラフィックボードが普及してきたことにより、これからのスタンダードはWQHD(1440p )になると言われています。が、正直なところリフレッシュレートが求められるゲームにおいては、画面の美麗さに感心している暇がないことがほとんどのため、フルHDの高リフレッシュレートモニターを使うほうが、高解像度のモニターよりも満足感を得られるとでしょう。
パネルの種類
現在、ゲーミングモニターに採用されているパネルには3つ種類があります。「TN」「VA」「IPS」の3つです。それぞれ描画方式に違いがありますが、非常に長くなるためこの記事では割愛します。視野角や色味の違いなど様々ありますが、この記事を執筆している今現在のラインナップでオススメできるのは、「応答速度の早い、IPSパネル(Rapid IPS , Fast IPS )」のモニターとなります。
とはいえ、ゲーミングモニターと銘打たれているモニターに採用されているパネルは、そのほとんどがハイリフレッシュレートの描画に耐えうる性能を持っているため、こだわりがあるなら別ですがモニター選びの際にパネルの種類に気を使わなくとも良いです。
総評
この記事の内容をまとめると、ゲーミングPCを買う際に選ぶべきモニターは
- リフレッシュレート144hz前後
- GtoG応答速度が5ms以下
- フルHD
- 24インチ前後
- パネル種類はなんでもいい
となります。
購入予定のPCに搭載されているグラフィックカードがRTX4080以上であれば、モニター解像度はWQHDでも良いと思われますが、現在発売されている「ホグワーツレガシー」や「アーマード・コア6」「Starfield」のような高負荷のゲームタイトルを画質最高設定で遊ぶ場合においてはWQHDだと、RTX 4080のようなグラフィックボードであっても120fpsの出力が限界であるため、画面解像度はフルHDを選び、パソコン側の処理を軽くして、フレームレートを上げて遊ぶ方が満足度が高いと思います。よってどのようなスペックのゲーミングPCを選ぶとしても、ある程度高い満足度を得られるゲーミングモニターは上記のリストを満たすものだと考えています。
もちろん、コストに余裕がある場合は上記もの以上のスペックを持つモニターを選んだほうがより高いゲーム体験が得られるでしょう。
一口にゲーミングPC、ゲーミングモニターと言っても、その種類は多岐にわたり、自分にあったものがどれか選ぶのは難しいものです。この記事が皆様の快適なPCライフの一助になれば幸いです。
当店ではRTX4070を搭載したゲーミングPCに、144Hzリフレッシュレートのゲーミングモニターの組み合わせのPCを多数設置しております。ゲーミングと銘打たれた機器のスペックがどの程度なのか、お確かめになられたい方は是非当店へお越しくださいませ。
また、ゲーミングPCの購入や、自作を迷っている方の相談も受け付けておりますので、お気軽に起こしください。
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