2023年10月1日第57回スプリンターズステークス全頭考察

 こんにちは。
 前回は私の趣味の一つであるWeb小説を取り上げた記事を書いたので、今回は残りのもう一つの趣味である競馬について書きたいと思います。
 ちょうど今週の日曜日の開催から秋GIが開催し、今回取り上げるスプリンターズステークス(以下、スプリンターS)から年末の有馬記念、ホープフルステークスまで毎週のようにGIのあるので、春GIの時期には毎週のようにまとめてた考察を、ブログ記事として自分なりのアウトプットとして残して見ようと思い、お試しとして執筆いたします。

 ちなみになんですが、自分的には芝の1200m戦は結構得意だと思っていて、今年のGI高松宮記念でも単勝、馬連、三連単をビタ当てして、当店の開店資金にすることができました。
 このままスプリンターズSも的中させて、難解な春秋スプリントGIを連覇したいところです。

全頭考察

1枠1番ナムラクレア 評価△

 悲願のGI制覇を狙う、おそらく当日1番人気になる馬。前年のスプリンターズSでは2番人気(5着)今年のGI高松宮記念2番人気(2着)と確実に人気を背負い、期待に応えて好走はするが勝ちきれていない。
 馬場問わず好走するため、おそらく当日も人気と同様連系の軸に選ばれることが多いと思われる。
 全場芝での成績は5.3.3.3と安定感抜群だが、今回と同じ中4~6週の場合0.0.0.3と全て着外に飛んでいる。
 前年のスプリンターズSは内前有利とされていて、実際に内前を通ったジャンダルムが人気薄ながら優勝しているが、ナムラクレアの後ろにいたウインマーベルとナランフレグに先着されており、レース映像を見る限り、4角で外を回した以前に3角から少し怪しくなっており中山の急坂で足が止まっているように見える。それでも5着を確保したあたりさすがではあるが、中4~6週のローテが堪えたのか、中山が適正外なのか、もしくはその両方かと思われ、今回のスプリンターズSにおいても絶対の軸足り得るとは思えない。人気的に美味しくないため切りでも良いかと思うが、枠の恩恵を活かし、最後に足を使えるならば着内に来る能力はあるため、消極的な△

1枠2番テイエムスパーダ 評価切り

 前年スプリンターズSの4番人気(15着)
 終いの脚を使えないため逃げるしか戦法がない。
 前年の人気は小倉のCBC賞をレコード勝利したためだが、斤量48kgを活かした積極騎乗と平坦小回りのコース形態がハマっただけであり、普段はG3でも大負けが多い馬。
 前走G2セントウルステークスを優勝しているが、先行勢が軒並みテイエムスパーダを軽くみて控えたためまんまとミドルペースに落とし込めた作戦がうまくハマったことが要因のため、今回のジャスパークローネやモズメイメイなど逃げたい馬が他にいる場合には3角辺りで捉えられてズルズル下がっていくイメージ強い。評価切り

2枠3番ピクシーナイト 評価切り

 一昨年のスプリンターズS覇者。
 出走馬にはすでにスプリントやマイルのGIを制覇した馬や、翌年スプリンターズSを制覇するジャンダルム、本年度の高松宮記念馬のファストフォースなど好メンバーを抑えて優勝した。
 今年と同様セントウルS(8着)→ スプリンターズSのローテーションは高評価
 スプリンターズS優勝後の香港スプリントで落馬事故に巻き込まれ骨折をし、そこから勝ちきれていない。
 精神的な影響が懸念されるが、前走セントウルSでは道中動きながらも上がり3位の脚を使えており、改めて能力を示したが、並びかけられてからも前進気勢を見せず不安が残る。
 初ブリンカーの今回、効果次第では良い着順にきそうだが、前に行きたい馬が多い今回、馬群に飛び込まずに最後の直線では中団のまま入選しそう。切り

2枠4番ナランフレグ 評価△

 昨年の高松宮記念覇者(8人気)でありスプリンターズS 3着馬。
 追込一辺倒ながら、1200m戦なら馬場問わず終いの脚をしっかり使えるのが魅力。
 前走キーンランドCでは重馬場かつ荒れた内を終始通ったため、経済コースの割にはスタミナの消費が激しかったのか最後は脚が止まった。
 テンから激しくなりそうな今回、展開は向きそうではあるが、垂れてくる前を交わせるか分からない枠番が不安要素。
 インを突けるなら着内には来ると思うが有力な先行、差しが複数いる今回優勝は難しそう。△

3枠5番ウインマーベル 評価▲

 前年のスプリンターズSの2着馬。
 前年と同じキーンランドC(16着)からの参戦とローテーションは評価出来る。
 前走キーンランドCは発馬後の接触で後方からになり、馬場の影響かまったく伸びずの敗戦であったが、前走は叩きのため度外視で良い。
 今回、先行勢の中では一番の経済コースを通れると思うため、直線うまく捌ければ勝ち負けまであると思っている。▲

3枠6番ママコチャ 評価切り

 稀代の白毛アイドルホース、ソダシの全妹。
 姉と同じくマイルでの適正を見込まれて、実際にマイルでの勝ちを重ねたが、オープンクラスになってからは限界が見えたため、距離を短縮してから好走するようになった。
 ハイペースであっても好位抜出しで北九州記念2着と健闘し、今回リーディング上位の川田騎手に乗り代わることから、執筆時現在2番人気と人気している。
 掲示板内は確保すると思うが、今回出走したジャスパークローネに破れており、1200m戦2戦目の今回、スプリントの強豪が揃うGIで2番人気は不安が大きい。切り

4枠7番オールアットワンス 評価切り

 新潟の名物スプリント千直の今年度覇者。
 不利とされる内枠からスムーズに外に入れて、ここぞという場面で仕掛けて優勝を果たした。
 同世代戦の1200mでは好走歴があるが、それ以降はパッとせず、千直巧者のため、今回の急坂有り1200mGIで好走は難しそう。

4枠8番メイケイエール 評価◯

 クセ強アイドルホースでスプリントGIの人気常連馬。
 好位抜出しの王道競馬でレコードタイムでの勝ちがあるなど素質馬であるのは間違いなく、今回の出走メンバー内最多の7勝を上げている。
 全16戦の戦績の内、1着7回、着外9回と完勝か大負けかの2択という極端な馬。
 普段本命にしたことは無いが、テンの早い逃げ先行馬が多い今回、GIとはいえその中でもある程度流れたペースになると予想し、かかり癖の強いメイケイエールも気持ちよくスピードに乗って好位追走出来ると思い、進路選択の幅が増える中枠も好材料。
 おそらく今後買えるとしてもここのみ。◯

追記:調教でも掛かり散らしてて不安が残る
 

5枠9番アグリ 評価△(パドック良ければ)

 1勝クラスの勝利から怒涛の4連勝でオープンまで駆け上がった才能開花馬。
 今年の高松宮記念では最終直線不利があったと言われているが普通に脚があがっているように見える。
 前走のセントウルSはうまくミドルペースに落とし逃げ勝ったテイエムスパーダを道中後方で脚をためての猛追で2着と勝ちに等しいほどの内容だった。
 爆発力がある脚を持つが、後方待機からの直線追込は前走が初であり、中2週のローテーションは今回が初で不安がある。秋の戦績は2.1.0.0と好成績なことから買いたい1頭だが、中山未経験であることと前述の不安から消極的な△

5枠10番マッドクール 評価△

 4連勝でオープンまで駆け上がった上昇馬。
 オープンに上がってからは逃げ、もしくは番手追走からの抜出しを得意としているが、トップハンデ58.5kgを背負って道中3番手だった前回のCBC賞は9着に敗れており、定量とはいえ58.0kgを背負う今回には不安が残るが、中山での好走歴とローテーションに余裕があるため評価の難しい馬。△

6枠11番ジュビリーヘッド 評価切り

 6歳馬ながら勝ったり負けたりを繰り返してここまでたどり着いた苦労人(馬)応援してあげたいし、6枠での出走時と秋の戦績が良いことから買いたい1頭だが、今回出走してくるメンバーにことごとく破れており、相手関係が一気に強化される今回は難しいと思い、断腸の切り評価

6枠12番ドルチェモア 評価切り

 GIではあるが、勝鞍が2歳時のものしかなく評価の難しい馬。
 どこの舞台なら自己条件で走れるのか不明。宝塚記念のドゥラエレーデくらいどうしたら良いか分からない馬。切り

7枠13番ジャスパークローネ 評価◎

 気持ちよく逃げれたときには力を発揮できる馬。
 テンも早く、モズメイメイやテイエムスパーダらを突き放して逃げ、Hペースを演出してそのまま優勝出来る程のポテンシャル。
 今回も前に行きたい馬が多いが、揉まれない外枠から好スタートを決めることができればそのまま逃げ切ってもおかしくない。中山での逃げて優勝した経験があることも高評価。◎

7枠14番エイシンスポッター 評価切り

 末脚自慢。
 結構なハイペースが見込まれる今回、道中外追走からの直線一気で馬場のいいところを追い込めるとは思うが、前の垂れ馬を避けるために横に広がった馬群をさばいて抜けてくるイメージはあまりない。
 素質ある馬とジョッキーだと思うが、枠や展開も加味してもナランフレグやナムラクレア、キミワクイーンなどを交わして優勝出来るとは思えない。切り

8枠15番キミワクイーン 評価☆

 函館SSでは大外一気でど派手な勝ちを演出した。
 前走は0.7秒差の7着と大きく負けているが、重馬場かつ荒れた内を通っており、同条件で大きく負けたナランフレグ同様評価は落とせない。
 8枠での成績も好成績であり、3角から4角にかけて動けるなら、外回したとしても着内に来る能力はある。△をつけた馬よりは評価は高くしたいが、展開で好走しそうな馬のパドック、返し馬が良ければ買わないかもしれない。迷ってる☆

8枠16番モズメイメイ

 前前走の葵Sでは近年稀に見るロケットスタートを決めて優勝したことで話題になった。
 今年の桜花賞2着馬のコナコーストに先着したことや、3歳牝馬で最も軽斤量であることなどプラスの材料もあるが、前走初馬五分だったジャスパークローネに大きく負けており、控える+ハイペースになるならGIで太刀打ちできそうにない。無理に押して出ていくこともあると思うが、大外枠の不利が重なり前を逃げる馬を捉えに行けば、直線手応えなさそうであり、どうしても勝ちは厳しそうに思える。切り

まとめ

◎ 13.ジャスパークローネ
◯ 8.メイケイエール
▲ 5.ウインマーベル
☆ 15.キミワクイーン
△ 1.ナムラクレア 4.ナランフレグ 9.アグリ 10.マッドクール

 当日イレ込みがひどければ、メイケイエールは買わずに他の評価を上げる予定。

コメント