2023年10月22日第84回菊花賞予想

 こんばんは。

 先週の秋華賞、リバティアイランド号が単勝オッズ1.1倍の人気に応えて見事快勝。
 そのリバティアイランドをゴール板手前1馬身差まで追い込んだマスクトディーヴァも、流石はJRAレコードで前哨戦を制した素晴らしい追込を見せ、ゴール前100mの攻防は最後の一瞬少し呼吸が止まりました( けっして馬券を外したからではなく感動したからです )

 さて、2023年度のクラシックも残すは菊の一冠。第84回菊花賞を残すのみとなりました。一強VS他勢力という牝馬路線とは違い、皐月・ダービーともに一着二着を入れ替えての混戦となった牡馬クラシック路線ですが、明日でいよいよ今年度のクラシック馬が揃います。春に二冠を分け合った2頭が最後の一冠を手にするのか、それとも春は涙をのんだ馬たちが最後の一冠を奪取するのか、注目が高まります。

 クラシック路線において一番予想が難しいと言っても過言ではない菊花賞。3000mへの適正。夏を越しての成長。鞍上の駆け引き。すべてを加味して予想するこの菊花賞は、一年を通して非常に予想の難しいレースでしょう。

◎ 6枠11番サトノグランツ 鞍上:川田将雅J

 父は皐月3着ダービー2着菊花賞1着のサトノダイアモンド。父よりはやや短距離向けの馬体に見えるが、その走りぶりは夏を越して父譲りの切れ味が見えるようになった。
 道中の折り合いは抜群で、最後の最後まで脚を溜めることができ、GOサインが出ての一瞬の切れ味は鋭い。夏を越して胸周りの厚みが増え2000~3600の距離もこなすことが出来るように思える。
 鞍上は先週リバティアイランド号で秋華賞を制した川田騎手。ルメール騎手とリーディング争いを繰り広げる名手を背に好走が狙える。(川田騎手実は長距離の成績良くないが、そもそも長距離の番組自体が少ない為、マイル~中距離に比べてデータ不足の為考慮に入れずとも良いと思われる)

◯ 7枠14番ソールオリエンス 鞍上:横山武史J

 圧巻の追込で重の皐月賞を制したど派手な馬。馬名と社台の勝負服、鞍上込みで結構推し馬。
父は菊花賞馬で後の世代最強馬であるキタサンブラック。母父は2021年の菊花賞馬で翌年最強馬と言われたタイトルホルダーの母父と同じMotivator。切れる脚に、期待を込めたくなる血統背景からおそらく当日の1番人気に予想される。
 2021年、2022年の阪神で開催された菊花賞に求められた適正と、京都3000mで求められる適性は違うが、おそらく阪神3000mで今年も菊花賞が行われたならば圧勝したかもしれない。
 阪神とは違い、求められる適性が長距離適性よりも若干中距離の適正に寄っているように思える。高低差約4mを登る第3コーナーから下りの第4コーナー、平坦な最終直線。チャンピオンディスタンスをマラソンし消耗したあとに求められる平坦直線でのスピード比べ。皐月ダービーで見せたあの脚を持つこの馬なら勝ち負け。正直◎だが、1番人気でオッズ妙味が無いことを加味して消極的な◯評価。

▲ 8枠17番 ドゥレッツァ 鞍上:C.ルメールJ

 目下4連勝でこの舞台へとコマを進めた上がり馬。とはいえ夏で成績を上げたわけでなく、陣営が無理せず大事に使ってきてここに間に合った馬。
 5戦4勝のうち、勝ち星全てで上がり最速の脚を誇っており、2勝クラスまでは相手のレベルが低かったと考えられるが前走の古馬混合の日本海Sでは古馬を抑えてしっかりと勝ちきった。とはいえ、勝ち星を重ねた強豪の古馬に勝ったわけではなく、近走勝ち上がれて居ない馬に斤量で恵まれての勝利だった点は注意が必要。
 ▲単穴評価の理由は、中距離馬で速い上がりが使えて鞍上がルメールだからくらいで、ハーツコンチェルトの方がいい着順に来そう。当日パドック見て評価替えるかも。

△連下

 現時点では複数頭上げているが、当日パドックを確認して前走より悪ければ切るつもり。
 データで予想をある程度立てて、パドック返し馬で買目を作る人にはJRAが公式で最近リリースしたサービス「パドックアイ」を使ってみて欲しい。グリーンチャンネルでのパドック周回が終わったあと、すぐに前走時のパドックと比較できる素晴らしいサービスです。JRA-VANやJRAレーシングビュワーを利用していたら無料で利用できるので、是非!

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